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迷えるデカ羊(仮)

迷えるデカ羊(仮)

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ここは1~2作品しか読まなかった
それ以上は読まないだろうという人のページです




【楽天ブックス】ぼくは勉強ができない ●「ぼくは勉強ができない(ぼくはべんきょうができない)」●

著者:山田詠美
出版社:新潮社(1993/03)
評価:☆★
解説:
高校生の時田秀美は勉強が出来ません。
でも女性にはもてます。
ちょっと変わった母親と祖父との暮らし
年上の恋人とのこと
勉強が出来なくてもそれ以外のことに価値観を見出す青春話です

ぶっちゃけ、女性が描いた男の子って感じです
あまりに共感出来なくて途中で何度読むの止めようかと思いました
他に読みたいものがあったら確実にやめてましたね
うーん・・・ま、別にいーけどねって感じの作品でした
小気味よさはありましたね
女性には受けるんじゃないかな



【楽天ブックス】インストール ●「インストール(いんすとーる)」●

著者:綿矢りさ
出版社:河出書房新社(2001/11)
評価:☆☆★
解説:
登校拒否中の女子高生と、大人びた小学生が
アダルトチャットで一儲けしようっていう話です
女子高生の心理描写や視点がアリアリと書かれた作品です

えー、簡単に書くと現代の女子高生が何を考えてるのかを代弁した話らしいです
女子高生以外にも女性全般から強い指示受けてますね
僕はいい歳した男性なのでよくわからんちでした
正直終わった時は消化不良でしたが
結構話が短いので(1~2時間ぐらいで読める?)
これ以上書かれてもグダグダになりそうだから
話としては丁度いいのかと

著者は次回作で芥川賞を最年少受賞してます
第38回文藝賞受賞作品



博士の愛した数式 ( 著者: 小川洋子 | 出版社: 新潮社 ) ●「博士の愛した数式(はかせのあいしたすうしき)」●

著者:小川 洋子
出版社:新潮社(2003/08)
評価:☆☆☆★
解説:
80分しか記憶が続かない元数学学者、家政婦とその子供の
心の交流を描いた作品です

メディアなどで非常に評価の高い作品でしたね
なんだろ、芸術性の高い映画を見たような感じを受けました
「風邪と共にさりぬ」とか(ほとんど覚えてませんが…)
どうも個人的に波長が合わなかったみたいです
いや、いい作品だと思いますよ



半落ち( 著者: 横山秀夫 | 出版社: 講談社 ) ●「半落ち(はんおち)」●

著者:横山 秀夫
出版社:講談社(2002/09)
評価:☆☆★
解説:
請われて妻を殺した警察官は、全面的に容疑を認めているが、
犯行後2日間の空白については口を割らなかった
男は頑なに守ろうとするものとは何なのか

"半落ち"とは警察が取り調べを行う時に自供をしながらも
全ての動機などを明らかにしていない状態のことをいうらしいです
つまり、犯行は全面的に認めたけど動機やアリバイは黙秘しているような状態です
作中の妻殺しの警官も容疑を認めていますが、犯行後の2日間に行方をくらましています
その2日間の謎を巡り、取調を行う警察官、検事、妻の姉、裁判官、、、
一つ一つの話が彼をとりまく人達の視点で語られ、最後に2日間の謎が明らかになります

映画のCMだけで何故か涙腺をくすぐるものがあったので
「これは!?」と思い原作を手にとりました

最後の最後まで凄くいいです
描写にハメられます
ものすごく盛り上がります
途中で泣けるような個所もチラホラ
しかーし、最後のあのオチはなんなんでしょうか…
あまりの裏切りに唖然としました
それまでの布石全て意味はなんだったんだ
あれに納得してる人って何人いるんだろう…



クライマーズ・ハイ( 著者: 横山秀夫 | 出版社: 文藝春秋 ) ●「クライマーズ・ハイ(くらいまーずはい)」●

著者:横山 秀夫
出版社:文藝春秋(2003/08)
評価:☆☆☆★
解説:
北関東新聞の記者・悠木は、同僚の安西と谷川岳衝立岩に登る予定だったが、
御巣鷹山の日航機墜落事故発生で約束を果たせなくなる。
一方、1人で山に向かったはずの安西は、なぜか歓楽街でクモ膜下出血で倒れ、
病院でも意識は戻らぬままであった。
地方新聞を直撃した未曾有の大事故の中、全権デスクとなった悠木は
上司と後輩記者の間で翻弄されながら、安西が何をしていたのかを知る

あの日航機墜落事故を題材にした話です
著者の横山さんは当時上毛新聞の記者として現場を取材したらしいです
テーマは会社組織と家族愛なのかな……働く男の話です
結構暑苦しい話ではあります、年代的に僕ではまだ読むのが早かった気がします

ただ、個人的に一箇所目から鱗を落ちる個所がありまして、以下は文中のネタバレなんですが、
《私の父や従兄弟の死に泣いてくれなかった人のために、私は泣きません。
たとえそれが、世界最大の悲惨な事故で亡くなった方々のためであっても》
この個所だけはどーしても頭からこびり付いてしまって…
んと、実際にはその前に色々と布石はあるので、実際に読んでこの個所に辿り着かないと
なんのこっちゃと思います

作品としてなんですが、上にも書いたように非常に暑苦しい感じを受けます
途中かなりグッタリとしてきますね
でも、最後には非常にスッキリとして終わりました
ただ、もちっと短く出来たのかなと思います
作者の思い入れが深いのか、色々と伝えたい事などが詰め込み過ぎで
こっちが窒息しそうな感じでした



【送料無料商品】葉桜の季節に君を想うということ ●「葉桜の季節に君を想うということ(はざくらのきせつにきみをおもうということ)」●

著者:歌野 昌午
出版社:文藝春秋(2003/03)
評価:☆☆☆★
解説:
あらすじは書きません
てか、書きようが無い
んー、ラストのこれは好き嫌いがあるんだろーな
推理ミステリーばっか読んでる人は途中で気付くんでしょうけど
というか本の帯びの「騙される」「騙される」って要らないですよ
変に期待して肩張って読んでたから、小説として読みづらい読みづらい
色んな話が交差しすぎるのと、長いので途中で訳判んなくなって疲れました




●「ビックボーナス(びっくぼーなす)」●

著者:ハセベバクシンオー
出版社:宝島社(2004/02)
評価:
解説:
第2回「このミステリーがすごい!」大賞作品です

ビックボーナスとはスロットで大きい当たりのこというみたいです
僕はスロットやらんのでよくわかりません

内容は名前からしてスロットでなんかやるのかと思いきや
ただのヤクザと金がらみで揉めただけの話でした

矛盾点だらけだし、いきなり訳のわからん登場人物現れて死んで終わりとか
「なにこれ?」って感じでした
「このミステリーがすごい!」って結構評価信頼してるんですが、
勢いだけの作品でした
久しぶりに本をみて、無駄な時間を過ごしたと思わせてくれた作品です



空中ブランコ ( 著者: 奥田英朗 | 出版社: 文藝春秋 ) ●「空中ブランコ(くうちゅうぶらんこ)」●

著者:奥田英朗
出版社:文藝春秋(2004/04) 
評価:☆☆☆☆★
解説:
人間不信のサーカス団員、尖端恐怖症のやくざ、ノーコン病のプロ野球選手、、、、
彼らが困り果てた末に辿り着いたところは病院の精神科でした
そこは伊良部総合病院の薄暗い地下にあります
ノックをすれば「いらっしゃーいと」素っ頓狂な声で迎えるのは、、、、

ヽ(・ω・)ノ  空中ブランカ  

すみません・・・・

えと、この表紙を見るとNIRVANAの「NEVERMIND」が思い浮ぶのは僕だけ?
カート・コバーンの自殺現場を思い出しちゃいます

えー、ちゃんと書評を
精神的な病気が元で困っている人達が居ます
精神科行きます
トンでも精神科医伊良部と出会っちゃいます
やりたい放題の伊良部に始めは戸惑いながらも、少しづつ心の平穏をとり戻していきます
最終的にはハッピーエンド

まぁ、こう書くとよくありそうな王道の話ではありますが
面白いですよ、コレ

連作なので、飽きることもなくスラスラと読めます
時間の無い人にはうってつけではないでしょうか

お馬鹿っぽさが金城一紀なんかと通じる部分があるかも
始めの評価は☆4つだったんですが、最後の「女流作家」という話で★一個追加しました
直木賞作品は個人的に面白い作品が多いです
芥川賞みたいな変に文学文学してなくて合ってるかも

第131回直木賞受賞作品



イン・ザ・プール ( 著者: 奥田英朗 | 出版社: 文藝春秋 ) ●「イン・ザ・プール(いんざぷーる)」●

著者:奥田英朗
出版社:文藝春秋(2002/05) 
評価:☆☆
解説:
トンデモ精神科医伊良部シリーズの一作目
内容は↑の「空中ブランコ」と同じような感じです
手抜きです、ハイ

手抜きにもなりたくなる
評価の☆の数見てもらえればわかりますが、「空中ブランコ」に比べて非常に低いです
「空中ブランコ」に比べて非常に落ちます
飽きますね、それにネタ(設定)も全然普通でつまらない
「空中ブランコ」読んだときはネタもストーリー展開も飽きさせなかったんですが。。。
過剰な期待を持っていたからかなぁ・・・

最後のほうの作品は多少面白くなってきたんですけど
前半だけだったらもっと評価低いと思います、ハイ
逆に読んでたら「空中ブランコ」は確実に読まなかったでしょう

奥田英朗って他の作品読んだ事あるんですが、ムラが非常にありますね




【送料無料商品】カラフル ●「カラフル(からふる)」●

著者:森絵都
出版社:講談社(1998/07) 
評価:☆☆☆★
解説:
死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った
「おめでとうございます、抽選にあたりました!」
そうして、ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」というのだそうだ)
前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった
乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年
ところが、真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友だちもいない、冴えないヤツだった
父親は自分だけよければいい偽善者で、母親はフラメンコの先生と浮気中
しかも、好きな女の子は、中年オヤジと援助交際中ときた
しかし、ホームステイの気楽さも手伝って、よくよく周りを見回してみると、世界はそんなに単純じゃないってことが次第にわかってくる

『男の哀愁と涙キャンペーン』(注)第一弾で読んだ本です
えー、特に泣けませんでした
でも面白いです
非常に発想がナイス、テンポもいうことなし、文章力ピカイチ
でも、如何せんエピソード的なものが納得いかないのがチラホラ
「え?これでこんな風に思うの?」みたく
まぁ、中学生という設定だから、うーん…あんまりダークなのも…うーん…
そーいうんだと子供向きな作品なのかな?
中学生が読んでどういう感想をもつのか聞いてみたいかも
でも、きょう日の中学生なんぞ、テレビやネットの影響からか、自分の目や直感、価値観ってもんが全部横一列だから期待出来んか…
え?偏見?でもねぇ最近よく見かける彼等のブログなんか見ると…

あと、途中で嘘みたいにベタにオチがわかるのは愛嬌なのか?
ミステリーじゃないからいいのかな?

最後に明らかになる、ホームスティすることの意義は、はてはて、目から鱗になるのかな
過去にどこぞのアイドル主演で映画化したらしいですけど、正直これは期待出来ないです


注:そんなキャンペーンはこの世に存在しません。勝手に言ってるだけです。



【楽天ブックス】Dive!!(1) 【楽天ブックス】Dive!!(2) 【楽天ブックス】Dive!!(3) 【楽天ブックス】Dive!!(4) ●「DIVE!!(だいぶ)1~4」●

著者:森絵都
出版社:講談社 
評価:☆☆☆☆★
解説:
日本ではマイナー過ぎて殆どの人に見向きもされず
華やかな競泳の横で静かに争われる水泳競技《飛込み》
飛込みにすべてをかけオリンピックを目指す、同じダイビングクラブに通う3人の少年ダイバー。
無限の可能性とダイヤモンドの瞳を武器に、殻を割りたいと願う知季。
伝説のダイバーを祖父に持ち、ある契約の為に海から陸に来た飛沫
元オリンピック選手を両親に持つサラブレッドが故、孤独に人生すべてをダイブに賭ける要一。
仲間やコーチ達と共に互いに成長していく3人の青春ドラマ

単純にはお決まりの友情・努力・勝利のスポ魂で最後はスカッとしたラストを迎える感じで、
一応児童小説に分類別けされているようですけど、全然一般小説として遜色ありません
飛込みという一般にはマイナーな競技に着目した部分や
話の展開なんかはウォーターボーイズに通じるものがあります。

全4巻で1巻は知季の目を通して話が展開され、
通っているダイビングクラブに突然現れた新コーチ麻木をきっかけに
中学生の彼に起きた事件と成長を描いています。
知季は中学生という精神的にも微妙な思春期にもありながら
小学生の頃から始めた飛込みに生活の殆どを奪われる毎日です。
彼は飛込みを通じて、自分の中にある可能性、殻を破りたいと願うようになります。

2巻目は岩手から来た伝説のダイバーを祖父に持つ飛沫の視点に替わります。
彼自身亡き祖父によって幼少のころから海で飛込みをしてきました。
彼の祖父は若かりし頃、ダイバーとして夢を掴む為に上京しましたが、おりしも戦中戦後の頃
彼の目標であったオリンピックに日本は出ることが叶いませんでした。
飛沫はそんな祖父の話を聞き、プールで飛ぶことに嫌悪感を抱いてきました。
彼を海からプールに連れて来たのは麻木とのある契約でした。
はじめは契約の為にプールで飛んでいた飛沫でしたが、中国への強化合宿選考会の中で
大きな舞台で飛ぶ楽しみを知ることになります。

3巻目は父、母共に元オリンピック選手というサラブレッドの要一の視点になります。
彼自身は完璧主義でミスなどない人物としてそれまで描かれてきましたが
彼はある事件をきっかけにスランプに陥ることになります。
その事件とはオリンピック代表選手に選ばれたことです。
名誉なことのはずですが、その裏には大人たちの思惑が隠されいたことが
彼の中にあった均衡をグラつかせることになります。
実は彼の中にある様々な葛藤や孤独感、誰にも理解されない深い心情があったのです。
それまであまり深く描かれていなかった要一ですが、
それまでの二人の主人公に負けないぐらい魅力的な人物にあがるでしょう。

そして迎えるオリンピック選考会
4巻目は今までの3人の主人公とその周りの人間達それぞれの視点で話が展開されます。
それまでは3人の成長の過程が描かれていましたが、彼らはその周りの人間にも影響を及ぼし
それぞれにドラマがあることがわかります。
そして3人それぞれ迎えるラストは、
3人がそれぞれ自分だけのスペシャル技で今までの成長のラストを飾ります。




ダ・ヴィンチ・コード(上)( 著者: ダン・ブラウン / 越前敏弥 | 出版社: 角川書店 ) ダ・ヴィンチ・コード(下)( 著者: ダン・ブラウン / 越前敏弥 | 出版社: 角川書店 ) ●「ダ・ヴィンチ・コード(ダ・ヴィンチ・コード)」●

著者:ダン・ブラウン(訳:越前敏弥)
出版社:角川書店( 2004/05 ) 
評価:☆☆☆☆☆
解説:
ルーヴル美術館館長ソニエールが館内で死体となって発見された。
殺害当夜、館長と会う約束をしていたハーヴァード大教授ロバート・ラングドンは、
フランス司法警察より捜査協力を求められるが、実はラングトンは第一容疑者として疑われていた。
ソニエールの死体は、ルーブル内のグランド・ギャラリーでダ・ヴィンチの最も有名な素描『ウィトルウィウス的人体図』を模した形で横たわっており、
さらに、死体の周りには、複雑怪奇なダイイングメッセージが残されていた。
館長の孫娘でもあり、現場に駆けつけてきたフランス司法警察暗号解読官ソフィーは、一目で祖父が自分だけに分かる暗号を残していることに気付く…。
『モナ・リザ』『岩窟の聖母』『ウィトルウィウス的人体図』―。数々のダ・ヴィンチ絵画の謎が導く、歴史の真実とは。

一応続きものなんですが、別に前作を読んで無くても全然読めます。
読み始めたのは年末ですが、読み終わるのに1ヶ月以上かかりました。
感覚の違いからか、なんとなく日本人作家以外は敬遠していたのですが、
なかなかもって、引き込まれる感じで読めてしまいました。
エンターテインメント作品としては極上ですね
ミステリーとしては知りません。
っというか、ミステリー小説好きではないもんで…
話の規模というか、この手のハリウッド的なドカーン、バキバキにスペクタルな感じは
日本人には書けませんね~。
人によっては大風呂敷と思うかもしれませんけど、個人的にやっちまったもん勝ちと思われ。
聞いて納得の映画化するらしいですが、トム・ハンクス主演と聞いてガッカリです。
トム・ハンクスは何をやってもトム・ハンクス。キムタクは何をやってもキムタク。

で、内容なんですが、非常にうんちく満載です。
宗教や歴史のディープなもんが沢山出てくるので興味が無い人には苦痛かもしれません。
若い頃、聖杯とかテンプル騎士団とか黄金率とかそんなキーワードに結構敏感だったので僕は楽しめましたね。
個人的にはなんて判り易いウンチクなんだと関心しつつ、ネットやら本で調べながら読んでました。
カトリックの根底を覆すような話なので、
映画化に辺り教会からの協力が得られないって記事を見ましたが納得です。
中弛みが無くスピード感がある作品なので、表面的に読めばアッと言う間に読めたかも

思わずハマッてしまい前作を買って読み始めてますが、
こっちもなかなか、個人的な興味を注がれる内容です。

最後の方で気付いたんですが、これは「ダ・ヴィンチ・コード」って名前は適切なのか?




天使と悪魔(上) ( 著者: ダン・ブラウン / 越前敏弥 | 出版社: 角川書店 ) 天使と悪魔(下) ( 著者: ダン・ブラウン / 越前敏弥 | 出版社: 角川書店 ) ●「天使と悪魔(てんしとあくま)」●

著者:ダン・ブラウン(訳:越前敏弥)
出版社:角川書店( (2005/04) 
評価:☆☆☆☆
解説:
あらすじ省略…アマゾン辺りをごらんになってください
あー、↑にある「ダ・ビンチ・コード」の前の話です
といっても、話としては独立しているので別物として楽しめます
滅茶苦茶長いです
忙しい時期と重なって読むのにえらく時間がかかって何が何やらです
でも面白かったです
基本路線は「ダ・ビンチ・コード」と同じく歴史を紐解くロマンです
なんで舞台はバチカンです
そこに現代物理科学の最先端と巧いことミックスしてます
物理とか興味ある人はかなり面白く読めると思います
忙しいので、こんなんで勘弁してください
ええ、いーかげんです




デセプション・ポイント(上) デセプション・ポイント(下) ●「デセプション・ポイント(でせぷしょん・ぽいんと)」●

著者:ダン・ブラウン(訳:越前敏弥)
出版社:角川書店( (2005/04) 
評価:☆☆☆
解説:
あらすじ省略…アマゾン辺りをごらんになってください
ダビンチ・コードで大ブレイクしたダン・ブラウンの最新作です。
ロバート・ラングトンシリーズじゃないのであしからず。
(ラングトンシリーズの次作はそろそろらしい)
でも同じような展開と作風のミステリーで。
今度は宇宙とか政治的陰謀など、またまたスケールの大きい話でした。
しかしよく考えて調べてるなと関心です。
日本人には書けんよな…
この作者のプロフィールをじっくり見てみたら、
両親は数学家に宗教音楽家、嫁は美術研究者と
まぁまぁ作品の原点は身内にあったのねと納得

ただ、今回の感じはどっちかというと生物学や地学など
多少専門外なのか、いつものようなウンチク満載が少ないように見えました。
ミステリーとしてもちょっと途中でオチが見え見えになってしまい残念。
次作に期待したいところ





その日のまえに ●「その日のまえに(そのひのまえに)」●

著者:重松清
出版社:文藝春秋 ( (2005/08) 
評価:☆☆☆☆☆
解説:
死をテーマにした短編集。
正直今年一番の作品でした。
こんなに素直に泣いた作品も珍しい。
ホント急に不意をつかれたように泣いてしまった。
なんというか上手すぎ。
身近な死を知ってる人や大事な誰かをもってる人は判るかも。
子供が見てもなんとも思わないと思う。






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